目配り・気配り・心配り
私は小学生のころから、テレビ番組「大改造!!劇的ビフォーアフター」が好きで、毎週楽しみに観ていました。どれほど好きかというと、目覚ましのアラーム音を番組のオープニング曲に設定するほどです。
特に心惹かれたのは、完成した住まいをお客様にお披露目する場面です。お客様の喜びの笑顔、そしてそれにつられて笑顔になる匠の姿に、「なんて幸せな空間なんだろう」と、自分まで嬉しくなっていました。それだけの仕事ができる匠の姿に、自然と憧れを抱くようになりました。そうした思いから、前職では大工として現場で働いていました。自分が楽しんで取り組んだ仕事で、お客様に喜んでいただけることが何よりのやりがいでした。しかし、建築に関する知識の乏しさを痛感し、現場で働く傍ら専門学校に通い、改めて建築を学び直しました。
設計士としてはまだまだ未熟ですが、あの頃憧れた「匠」のように、お客様はもちろん、職人さんや関係者の皆様にも笑顔になっていただける設計士を目指し、日々精進してまいります。