私の"魔法"
工業高校のインテリア科での授業が、私とパースの出会いでした。手書きパースの課題だったので、仕上がりはどこか絵画や風景画のようだったことを覚えています。その後、インテリア系の専門学校に進学し、パースデザインの基礎を学びました。そこで出会った恩師の勧めもあり、本格的に3DCGの学習を始め、卒業後は建築設計事務所に勤めました。そこで初めて作成を担当したパースと完成した内観を見比べたときの感動は、今でも忘れられません。
パースにはさまざまな魅力がありますが、なかでも最大の魅力は“質感表現”にあると感じています。木材のあたたかさ、金属の鋭さ、ガラスの美しさ、コンクリートの冷たさ――そのすべてがパースに臨場感を生み出します。
「頭の中には浮かんでいるのに、うまく説明できない」
「簡単な形や状態は伝えられるが、細部や表面の質感までは伝えづらい。」
そういった言葉だけでは伝えにくいイメージや雰囲気を、目に見える形にできるのがパースです。まるで魔法のようだと思いませんか?
これからもコツコツと日々の業務に邁進し、私の"魔法"でたくさんの人を笑顔に出来るように努めてまいります。