池阪急電車京都線総持寺駅下車、徒歩5分、西国第二十二番の名刹として知られる高野山真言宗の総持寺は、平安時代の貴族で「山蔭流庖丁式」または「山陰千日料理」の創始者、および包丁道の祖として知られる藤原山蔭により創建された寺である。もともとは元慶3年(879)の頃、山蔭が父・高房の遺志を継いで、白檀の香木で造像した千手観世音を、氏寺として建てた寺に安置したのが始まりとされている。後に孫娘(もしくは曾孫)に当たる時姫が一条天皇の外祖母となったため、総持寺も一条天皇の勅願所となり、さらに白河、鳥羽天皇の勅願所となったことで隆盛を極めるようになった。毎年4月18日に境内で執り行われる包丁式では、神職の人が大勢の来賓を前に、座敷で包丁をつかって華麗に魚をさばいで見せる。また、料理店や家庭でつかわなくなった包丁を奉納するための包丁塚なども。
■ 所在地 | 〒567-0801 大阪府茨木市総持寺 |
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■ 交通アクセス | 阪急京都線「総持寺」駅より徒歩5分 |
この古墳は、全長226m、前方部幅147m、後円部径138mの一重の濠をもつ大きな前方後円墳だ。前方部端幅と後円部径があまり違わない点、平坦地に造られていることなどから、古墳時代中頃のものと考えられている。継体天皇は、前代の天皇に後継者がなかったので、越前から迎えられ507年に楠葉宮で即位したとされている。この古墳が継体天皇陵と認定されたのは元禄の頃で、今城塚古墳が御陵ではとの説もあり、結論はでていない。
■ 所在地 | 〒567-0018 大阪府茨木市太田3丁目 |
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■ 交通アクセス | 阪急京都線「茨木市駅」より近鉄バス「東和苑住宅行」行きに乗り換え「太田」バス停下車 東へ徒歩300m |
JR/阪急電鉄「茨木駅」より徒歩約20分、日本で初めてノーベル文学賞を受賞した川端康成の功績を讃えて、1968年に建設された記念館。氏の著書、遺品、書簡、原稿や墨書のほか、模型・写真・初版本・ビデオなどゆかりの品約400点を常時展示している。世界的な文学者として知られる川端康成は、大阪天満宮の近くで誕生、3歳で両親と死別した後、大阪府三島郡川村大字宿久庄の祖父母の家(現在の茨木市宿久庄)で16歳まで過ごし、茨木市内の旧制中学校を卒業後、上京。この文学館は茨木市にゆかりのあるそんな川端康成の文学を多くの人々に親しんでもらおうとオープン。館内に併設されたギャラリーでは、氏の誕生月である6月に「誕生月記念企画展」や茨木市内外で活躍する芸術家たちによる展覧会などを開いている。
■ 所在地 | 〒567-0881 大阪府茨木市上中条 2-11-25 |
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■ 交通アクセス | JR「茨木駅」より徒歩20分、阪急「茨木市駅」より徒歩20分 |