史跡今城塚古墳は、全長約350m/全幅約340mにおよぶ、淀川流域では最大級に前方後円墳。531年に没した第26代継体天皇の真の陵墓と考えられいる。2019年には「学問的価値が高い」、「墳丘の立ち入りや石室見学など実地で体験できる」、「資料館が充実している」の観点から、1位から10位まで順位付けし、集計された全国古墳ランキングで15万基以上の古墳や古墳群のなかから今城塚古墳がトップに輝いた。西向きの墳丘の周囲には二重の濠がめぐり、高さ約1.7mの日本最大の家形埴輪をはじめ、武人や力士、巫女、馬や鶏の埴輪などが発掘され、また、北川内堤から見つかった埴輪祭祀区(はにわさいしく)は、大王陵での埴輪祭祀の様子を伝えるものとして注目されている。墳丘の小路散策で、古代に思いを馳せてみては。
■ 所在地 | 〒569-1136 大阪府高槻市郡家新町 |
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■ 交通アクセス | JR京都線「摂津富田駅」より高槻市バスに乗り換え「岡本バス停」下車 徒歩5分 |
高槻市を流れる芥川上流につづく渓谷で、夫婦岩、八畳岩などの奇岩や滝、断崖などが連なる景勝地の摂津峡。大分県の耶馬溪に似た景観から「摂津耶馬溪」とも呼ばれ、「大阪みどりの百選」のひとつに選ばれている。渓流沿いの道は恰好のハイキングコースとして人気が高い。近くには温泉もあり、キャンプや渓流釣りなども楽しめる。この付近は面積約37万haの広さをもつ「摂津峡公園」として、昭和43年(1968)に整備・開園されたもの。公園の南側には、約800本の桜の木で埋まる「桜広場」があり、春の「摂津峡さくらまつり」には、大勢の花見客で賑わっている。
■ 所在地 | 〒569-1036 大阪府高槻市塚脇 |
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■ 交通アクセス | JR京都線「高槻駅」より市バスに乗り換え「塚脇」行 終点下車 徒歩5分 |
高槻城跡に整備された公園で、高槻城のお堀を模した石垣や、池などを中心とする散策・休養区域、野球場などを中心とするスポーツゾーンが設けられている。公園内には市の有形文化財に指定されている歴史民俗資料館やキリシタン大名として知られる高槻城主・高山右近の石像などもあり、高槻城および高槻藩についての展示がされている。
■ 所在地 | 〒569-0075 大阪府高槻市城内町3 |
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■ 交通アクセス | JR京都線「高槻駅」から徒歩5分 |