デザインは言葉の壁を越えていく
美術大学卒業後、建築デザイン会社に入社し建築パース、建築模型の製作を担当していました。海外からの注文も多く意思の疎通を図るのに苦労したこともありますが、納品を無事終えた瞬間はより一層感慨深かったことを昨日のことのように覚えています。
当時の会社のポジションとして最終的にグループリーダーや講師を任される立場となりましたが、個人スキルをさらに高めたい欲求にかられ退社。モノクロのペン画を徹底的に学ぶため、単身オーストラリアへ渡りました。様々な刺激を受けメキメキと画力が上がるのも実感できましたし、休みの日も繁華街で露店を開いていました。リクエストに応じた即興書きで観客の皆さんから声が上がると嬉しくもあり、「デザインは言葉の壁を越えていくんだな」としみじみ思ったものです。(とても個人的内容ですが、生涯の伴侶ともそこで出会いました)
帰国してからも身に着けたスキルが役立ち、いろんなところからお仕事をいただくようになったのですが、縁あって関西不動産販売へ入社することに。現在は法人・個人のお客様への建築パース提供はもちろんのこと、今まで培ってきた経験や技法を後進に伝え、僕と同じことができる人をたくさん輩出したいですね。