「おまえ、役に立つな」のひとことが、誇りとなる
前職はデザインや美術制作の分野に全く関係のない会社でしたので、全くのド素人の状態から入社しました。メインで使用しているソフト、「Illustrator」や「Photoshop」も生まれて初めて触りましたが、先輩に根気よく指導(熱血!)をして頂くことで、約3ヶ月で広告を1本任されるようになりました。
現在では、広告作成に関わる業務はもちろんweb制作や写真・動画撮影のプラン立案も行っております。広告やWEB、動画などすべての制作物に言えることですが、計画を練り、確認し、考えながら納期以内に実行するのは大変です。しかし、いま取り組んでいる仕事も誰かに頼られていることなんだと思うと、がぜんヤル気になりますね。
突然ですが、私の父親は介護職に就いています。朝とても早く起き、施設へ出かけ、深夜に静かに帰ってきてはまたとても早い朝起き、、、まだ僕が小さな時、子供ながらに疑問に思ったことがあり質問しました。「しんどくないの?」と。父親はこう答えました。「しんどいよ。でもね、お父さんのこと待ってる人がいるの。ただでさえ困ってる人を、もっと困らせたら、アカンでしょう?」。その時は「ふーん」と思っていたのですが、頭の中にずっと残る言葉というか、大人に近づくにつれ大事なことだと気づくようになりました。私にも父と同じ血が流れています。誰から見ても「人の役に立つ」恥ずかしくない人間でありたいと思います。