まぁ、アダ名なんですがね。
「巨匠」「巨匠」呼ばれることは、イヤじゃないですね。
美術・デザインの専門学校を卒業後、大阪のデザイン事務所に就職。実際、現場で働き、ますますデザインの面白さにはまった。5年ほど勤めた後、個人スキルの向上と先進のデザインに触れたくて東京へ上京する。東京は再開発ラッシュに沸き、最新の建物で溢れ、様々なイベントが開催され刺激を受ける毎日だった。そんな暮らしの中で不動産広告の制作会社を立ち上げることに。
気づけば15年も経ち、東京の暮らしにも馴れていたが、立ち上げメンバーと衝突することも多くなった。問題はビジネスとデザインの両立だった。デザイナーがデザインレヴェルを落とすわけにはいかない、というのが私の持論であり、探求心なくしてはデザイナーと名乗ってはいけないと思っている。ソリが合わないなら仕方ないなと思い離脱した。
時は流れ、インターネットが急速に進化し情報取得が容易くなり、地方都市でも最新のデザインに触れることが可能になった。上京した時、いつかは故郷へ帰ると決めていたので、東京で培った15年を大阪から発信していこうと戻った。いま、会社では「巨匠」「巨匠」と呼ばれている。まぁ、これからも「巨匠」と呼ばれるように☆5つぐらいの考動はしようと思う。