住まいへの想いはプライスレス
転職を決意したのは20代後半の頃、前職は不動産とは無関係な職業に就いていました。
最初は右も左も不動産の「ふ」の字も分からない状態で、正直この先続けることができるのか不安な気持ちを抱いていましたが、それでもただガムシャラに仕事をし1年が過ぎようとした頃、この仕事にやりがいと視野が広がるきっかけをくれた出来事がありました。それは高齢になられるご夫妻の自宅売却と、次の住み替え先であるマンションの購入に携われた事でした。山手の地域に住まわれていたそのご夫妻は、今後の生活を考え、ワンフロアで生活ができるマンションへの住み替えを考え、自宅の売却を弊社へご依頼していただきました。売却を開始し、僅か1か月で購入希望者様が現れ、無事に住み替え先マンションも決まり、スムーズなお引っ越しができました。ご夫妻が自宅を出る最後の日、立ち合いに伺った際、奥様が名残惜しそうに家の柱や壁に「今までありがとう」と語りかけていた事が今でも脳裏に焼き付いています。その光景を見ていた私は、この仕事が人の人生に直結する大きな使命を背負うものと実感し、それまで抱いていた不安が全て吹き飛んだような気がしました。
誰にとっても人生は一回限りの片道切符です。不動産仲介という素晴らしい仕事を選んだ事をとても誇りに思います。