思いを目に見える形にする
私は高校、大学と共に芸術について学んできました。大学ではより専門的になり、グラフィックデザインやポスターデザインを中心にしたビジュアルデザインを専攻。特に印象的な出来事は行政主催のグループワークで受賞したことです。受賞作品は、徹底した情報収集と調査が背景にあり、テクニックだけでは到底、受賞は不可能であったなと思います。テクニックは練習すればするほど上達はしますが、それは手法に過ぎない。何を伝えたいのかが重要なのだとすれば、受け手の気持ちを、本当の意味で理解しなければならない。つまり、「見る側と見られる側の意思が合致したときにあらゆる感情は波立つのだ」ということです。風景にも絵画にも空間にも同じことが言えます。
あらゆる作品を制作するにつれ、デザイナー職になりたいという気持ちが日に日に強まり、様々な制作に携われる仕事をしたいという目標ができました。チラシをはじめとした紙媒体、WEB、カメラ、キャラデザイン、イラスト、CGパース、模型、、、それらを「企画・立案の段階からできるよ」と言われ入社を決めました。「誰かに伝えるデザイン」を最も大切にしてきた私にとって制作過程は重要なものであり、取り組みから始められるのはとても魅力的でしたので。どれも媒体は違えど、依頼がありそれに応えることは同じ。ならば、いろいろな事ができる会社のほうがいいなと考えました。
現在は目の前にある壁を超える事に精一杯ですが、見る側と見られる側の視点を常に意識し、意味のある伝わるデザインを心掛けていきたいと思います。