まさかデザイナーになる人生だったなんて。
私は今までデザインとは無縁な学生生活を過ごしてきました。絵を描くことは好きでしたが、デザインというよりは漫画絵を描く程度でした。デザインに一番近付いたのは大学2年生の時。所属していた他大学の演劇部で「舞台のちょっとした装飾」として、ポスターを制作した事です。「舞台の世界観に合うこと」たったそれだけの条件でしたが、とても難しかった事を覚えています。世のデザイナーの方々はこんなにも厳しく、答えのない、ただただ自分とその他知らない誰かとの戦いに日々明け暮れているのかと思うと、とても驚き、そして憧れました。デザインは他人のものを見ることが一番楽しいなと。
それから約2年。密かな野望を持ちながら、デザインに一番近い場所で働いているという事に我ながら驚いております。人生は何が起こるか分からないなと思います。何も出来ない不安な新人ですが、強く優しく賢い一人前のデザイナーになれるように頑張ります。