基礎工事の様子
基礎工事の様子
これまでストーリー#01から始まり、ザ・カーサ大和テラスの土地探し、区画設計、模型や3Dパース、インテリアコーディネートにわたって紹介してきた。ザ・カーサ製作委員会、建築士、パースデザイナー、インテリアコーディネーターなど関わる人数も多いこの壮大プロジェクトも、いよいよ終盤に近づいてきた。今回で17回目を迎えるストーリー#17では、先日完了した基礎工事の様子を実際の現場写真とともに紹介したい。
基礎工事についてだが、まず工事の前に敷地の環境調査や来歴調査を実施した上で、地面の支持力を把握する地盤調査を実施する。地盤調査の結果を元に、必要に応じた地盤改良を施す。ザ・カーサ大和テラスは調査の結果、地盤改良を選定。ザ・カーサ大和テラスの基礎工事を大きく4ステップに分けてみていく。
【STEP1】
掘削・配筋・コンクリート打設
建物基礎の底面の高さまで土を掘り出し(掘削)、細かく砕いた石を全体に敷き地盤を固め、その上に防湿シートを敷き詰めコンクリートを流し平らに均す。建物が建つ高さまでもってくる為、建物を建てる位置が定まったところに鉄筋を組み立てる(配筋)。基礎の外周には型枠(下記写真のオレンジ部分)を組みコンクリートを打設する。

【STEP2】
瑕疵検査・型枠組み
ザ・カーサ大和テラスでは高低差のある敷地の為、ステップ1で行った配筋・コンクリート打設を再び行う。その後、第三者の検査員が図面の照合を確認する瑕疵調査を行う。検査合格後、基礎の外周には型枠を組み、基礎のベース(床)部分にコンクリートを打設。ベースのコンクリートが養生したら、基礎の立ち上がり部分の型枠の組み立てへと取り掛かる。


図面通りか、工程通りかはもちろん、敷地の高低差を現場で確認しながら作業を行う。当社は建物全体をしっかり支えこむベタ基礎を採用。地面全体を基礎で覆うことで建物の荷重を分散して耐久性や耐震性を向上させることができる。
【STEP3】
基礎のコンクリート打設・養生・仕上げ
ステップ2で組み立てられた基礎の立ち上がり部分の型枠にコンクリートを打設する。コンクリートが養生したら、型枠を外す前に最終の高さを確認後、レベラー(床面に流して用いる下地調整材)を流し、最終調整を施す。型枠を外した後、仕上げ作業として勝手口や土間のコンクリートを打設する。

【STEP4】
ウッドデッキの土台組み
基礎工事の完了後にウッドデッキの土台組みの工程に取り掛かった。全6邸のザ・カーサ大和テラスは、2号地以外 全てウッドデッキが設計されている。基礎工事・ウッドデッキの土台組みが完了すると、いよいよ家がカタチになっていく木工事の工事へと進んでいく。


ウッドデッキの土台が出来上がり、ウッドデッキの高さが把握できる。実際にその高さから見た眺望は素晴らしく、気持ちの良い青空と山々、高槻市の街並みが一面に広がっている。清々しい眺望や自然に囲まれた閑静な雰囲気は、まさにここにしか味わえない、ザ・カーサ大和テラスの特権である。
ザ・カーサ大和テラスの基礎工事が完了し、4月中旬には全6邸、上棟を迎える。桜咲くこの季節に、まもなくザ・カーサ大和テラスも春を迎えられそうだ。完成まであと一歩。引き続きストーリーでは、完成を見守りながらその様子に追っていきたい。